映画になるくらい人気の絵本「こびとづかん」のこびとの種類

この記事は3分で読めます

私は絵本をつくることもあって、たまに本屋にいって人気のある絵本を
チェックします。

ある時、本屋の絵本コーナーで衝撃を受けたことがあります。
平積みされていたある絵本を二度見しました。というのは僕が知ってる
絵本の絵とは明らかに違う絵の絵本だったからです。

僕の知っていた絵本の絵は、可愛いものだったり、見ていてほっとする
感じのモノが多かったのですが、これは明らかにそうではない!

リトルハナガシラ

というか、むしろ、き、き、気持ち悪い・・・(笑)

まず絵にインパクトを受けて、気になりすぎたので手に取り読んでみると
内容も斬新で、ついついはまってしまっていました。

それが「こびとづかん」です。今ではちびっ子の中でも大人気です。

こびとづかんは、色々なこびとが図鑑形式で紹介されています。
例えば、このページのトップの画像、鍋の中にはいっている
こびとは「ナツノツマミ」といいます。

ナツノツマミ(コビト綱 亜胚目 退触頭科 ツマミ属)
身長:約1.5cm
生息地:枝豆を栽培している畑
特徴:枝豆に寄生する
食べ物:枝豆の養分を吸って暮らしている

みたいな感じで次々とこびとが出てくるから
「次はどんなんが出てくるだろう」と
ワクワクしちゃうんです。

↓ちなみにこびとの種類はこんな感じで43種類


01.クサマダラオオコビト 02.リトルハナガシラ 03.ナツノツマミ
04.カクレモモジリ 05.モクモドキオオコビト 06.ツチノコビト
07.ベニキノコビト 08.ワカイトキダケ 09.マツタケノフウミダケ
10.イヤシミドリバネ 11.セミグルメ 12.イケノミズクサ
13.オオヒレカワコビト 14.ヤドダシカムリ 15.ハダカウミテング
16.ホトケアカバネ 17.バイブスマダラ 18.アラシクロバネ
19.シノビイエコビト 20.ヒメイエコビト 21.シボリオオチチ
22.アメボウシ 23.カクレケダマ 24.キラワレスギ
25.タカラコガネ 26.ヤマビコビト 27.ヨツバカンノン
28.アマクリソツ 29.カブトヨソオイ 30.マモリコモリ
31.シシャワオドリ 32.ウミコシギンチャク 33.ナメシンジュ
34.ウマリガワラ 35.マヨケシロバネ 36.タケノカグヤ/タケノコビト
37.ノミビョウタン 38.ユキオトコビト 39.タツノエンギモノ
40.ハタキツボネ 41.イタノメガクレ 42.タナフクワラシ 43.ツラレツララ


 

なぜ、こびとづかんがこんなに人気があるのかちょっと考えてみました。


こびとづかん (cub label)

まずは、インパクトのある絵です。
この絵は他の絵本とは雰囲気がかなり違いますので絵本コーナーでも
目を引きます。

こびとづかんを知らない人でも、目がとまる確率は高いと思います。
僕もなんだコレ!?って感じで、目に飛び込んできました。これは
重要なことで、存在に気付いてもらわないことには何も始まりません。

そして、ついつい手に取ってしまう。こびとを図鑑形式で生息地とか
特徴とかを紹介している。次から次へと出てきて続きがきになって
しまうんです。興味津々ですね。

かなり興味があるので、家に帰ってインターネットで調べちゃうん
ですね。すると、こびとづかんのホームページがあるじゃないか!

絵本作家の公式サイトはよく見かけますが1つの絵本の公式サイトは
あんまり見たことがありません。

かなりコンテンツも充実しています。アプリなんかもあるみたいです。
グッズもかなりの数がありますね。
「こびと大百科」という観察ガイドブックも出ているとは・・・
気になる。

さらに、作者のなばたとしたかさんは、小学校などでワークショップも
精力的に行っているみたいです。

そこに参加すると、ますますファンになるし、自分の記憶の中に
しっかり刻み込まれますね。

人気の出る流れができている感じがします。

整理すると
1.インパクトのある絵が目を引き、こびとづかんの存在に気付く
2.1つ1つのこびとを図鑑形式で紹介するという面白い構成だから
興味を喚起する。
3.インパクトのある絵と面白い構成で、情報をもっとしりたくなり
ホームページで情報を収集する
4.作者がワークショップなどの活動で子どもと触れ合う機会をつくって
いるから、参加した子どもの記憶にしっかりきざみこまれる。

人気でますよね。これは自分のサービスだったり商品をPRする時にも
参考になるかもしれませんね。

ということで
「自分のサービスや商品をPRしたいなら気付いてもらい、興味を喚起
して、もっと知りたいと思わせて、記憶に残るようにすることが重要」
ということです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

このサイトについて

 こちらは社会の問題をビジネス視点で

 解決を考えるログです。社会貢献って

 カッコいい!詳しくはコチラ