近年、自治体が整備してきた公共施設は建設してから
40年を超えるものも多くみられるようになってきた。
こういう施設を今後どうしていくか大きな問題だ。
修繕をして使うか、建て替えるか、施設を手放すか。
人口が増加している時には、お金をかけて建て替えて
規模を大きくしたり機能を充実させたりなんてことに
なるんだろうなと。
でも人口減少の時代は、なかなかそうはいかない。
しっかりと適切な経営ができること見込んだうえで
整備をしないと痛い目にあってしまう。
青森県青森市のアウガや岡山県津山市アルネ津山等は
開発費に相当なお金をかけたものの十分な利益が得られず
経営が厳しい状況になっている事例だ。
施設整備には建設時にお金が必要だけど、
そこで終わりではない。維持費も大きな資金がかかるもの。
施設規模が大きければ大きいほど維持費は大きくなる。
豪華なものを作れば利用されるとは限らない。
需要と供給のバランスを考えた適切な規模感ってものがある。
そして、お金を循環させる仕組みを作ること。
簡単なものだと
例えば施設整備をした時に一部はカフェなんかの店舗を
入れるようにして、営業をしていい代わりにその売上の
一部は自治体に入るようにして、そのお金は施設の維持費や
環境を向上するために使うとか。
人口減少時代の施設整備には、適切な規模感とお金を
循環させる仕組みを考えることが今まで以上に重要だと思う。