ボランティアをすると就活に有利になるのか

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大学生も3年生あたりになると就職活動のことがかなり気になる
と思います。今は多少マシになったかもしれませんが、それでも
希望の職場から採用を勝ち取るには大変な状況みたいです。

そうなると「どうやってライバルに差をつけるか」ということで
ボランティア活動なんかに取組む学生もいます。

さて、ボランティア活動に参加すれば本当に就職に有利になる
でしょうか?

履歴書にボランティアの経験があれば、話にはふれられるとは思い
ますが、それだけで「見込みがある!採用したい!」と思うような
面接官は多分いないと思います。

ただボランティアに参加しているのではダメで、ボランティアに
参加することで、どんな問題意識を持ったか、どのような課題が
あるのか、どのような解決策が考えられそうか

というようなことをしっかりと語れないと、ただ参加しているだけ
では就活に有利に働くことはないでしょう。

でも、自分なりに考えて活動していれば、それは貴重な体験になるし
しっかりとした話ができるようになるので、就活の時にも有利に働く
部分があるかもしれません。

そういう意味では、どうせボランティアをするなら自分達が主体的に
考えられる環境で活動することが良いと思います。

例えば「NPO法人グリーンバード」は若者が主体となって活動して
いる団体で、まちのゴミ拾いをしています。最初は原宿、表参道で
活動していたみたいですが今では全国にグリーンバードのチームが
あります。

“KEEP CLEAN.KEEP GREEN“と言う合言葉をもとに自分たちが
住む街をもっとキレイで、もっとカッコイイ街にすることを目指して
いるんです。

ちなみにグリーンバード代表の長谷部健さんには、僕たちが活動して
いるNPOで開催している勉強会で、講演をしてもらったことがあります。

長谷部さんは以前、博報堂に勤めていた方です。
プロモーションもうまくて、どうやったら若者がボランティアに参加して
くれるかということも色々と工夫をされていました。

掃除をして「街をきれいにする」活動をしているわけですが掃除をする
時にみんな同じユニホームを着るんです。元博報堂の長谷部さんが
プロデュースしているので、カッコいいんですよね。緑の鳥のロゴも
いい感じです。

その他にもカードつくったり、壁紙つくったり、バナーもつくっています。
プロモーションツールですね。さらにCMまであるんです。
このCMは109の街頭ビジョンなどで流れていたようです。

プロモーションの仕方はさすがプロだなと言う感じで、若者が集まってくる
のも分かります。

でも、ただカッコイイだけじゃなくて若者が主体的に活動しているから、
やらせれている感なんてないし自分たちで色々考えて取り組んでいるので
かなり意義のある活動だと思います。

また、この活動は様々な新聞や雑誌などのメディアにも取り上げられて
いるので、みんなモチベーションも上がってさらに頑張って活動をして
いくし、それを見た別の若者が参加しようと思うんです。

どんどん活動が広がっていきますね。よいスパイラルですね。

こういうコミュニティに参加していると周りもマインドの高い人が集まって
いる可能性が高いので、色々と刺激が受けられるでしょう。

ということで、
ボランティアに参加したからと言って就職活動に有利になるというわけでは
なくて、「その活動から自分がどういう事を考えたかとか、どんな行動に結び
つけられたかを伝えられることが重要」ということです。

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