冬の湯布院旅行

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以前、旅行で博多に行った時に、大分県の湯布院が思ったより近かったので
ついでに行く事にしました。この時は博多を拠点にしていたので高速バスを
使って日帰りでの湯布院でした。

目的は温泉と・・・プリンです(笑)由布院温泉の「蒸し舎」のプリンが
気になってしまいまして。かなり、クリーミーでトロッとしていて濃厚で
さすがこだわり卵は違うな!という感じでした。

甘いものが好きな僕にはたまらない一品でしたが、甘いものが得意でない
人も美味しく食べられるプリンだと思います。

因みに湯布院と由布院のちがいについては
湯布院は昭和30年に由布院町と湯平町が合併した時にできた地名で
湯平町を含むと湯布院、含まないと由布院ということみたいです。

で、この時に行ったのは春だったのですが、今度は冬に行きたいと思って
います。というのは由布院温泉にある金鱗湖は朝霧がかかる風景が非常に
幻想的みたいなのですが、それが冬の寒い日にしか見られない風景という
ことなのです。

また、前回、宿泊はしませんでしたが、今度は是非宿泊もしたいと考えて
います。
というのは由布院の旅館は、旅館同士で面白い取組をしているからです。

その代表的なものが、ゆふいん料理研究会です。
これは1998年に由布院の「草庵秋桜」という旅館の料理長が中心となって
発足した研究会です。

どんな研究会かというと、それぞれの旅館の“料理を発表する場”です。
さらに、湯布院映画祭などのイベントがある時には地域の旅館の料理人が
集まって観光客などに料理でおもてなしをする取組を行っているんです。

料理を発表するというのは、自分たちのノウハウを他に公開するという
ことでもあります。普通だったら嫌がるところが多いと思うかもしれま
せんが、それ以上のメリットがあるんです。

では、この取組が誰にどんなメリットがあるのかについて考えてみます。

まずは、それぞれの旅館が料理の発表会に参加することで、そこに
参加した旅館の料理は確実にレベルアップをするということですね。

発表会に参加するからには良い物を作ろうとしますよね。発表する
のに何の工夫のないものを出してもいみないですし、それぞれの
旅館のプライドがあると思うんですよね。絶対いいものを作ろうと
します。

そういう工夫された料理がたくさん出てくるわけだから優れたレシピ
も収集できるわけです。そして、次はもっと良い物を作ろうと思うと
いうことです。

だから1回目よりも2回目、2回目よりも3回目とどんどんレベル
アップしていくと思うんですよね。

何かアイデアを出す時って、完全な無から何か生まれてくるのではなく
自分の経験の組み合わせです。だから、色々な工夫された料理にふれる
ことで料理の質があがるということです。

料理のレベルアップをすれば、観光客は美味しい料理が食べるという
ことです。しかも、研究会を重ねるごとに旅館の料理も進化していく
ので、数年後にまた訪れたら、また新しい味に出会えますよね。

そして、こういう研究会によって切磋琢磨したりコミュニケーションを
とることで、それぞれの旅館のことも分かるので地域のイベント時に、
それぞれの旅館が料理で観光客をおもてなす取組もうまく連携できるので
はないかと思います。

さらに、普段からも連携をしているようで、例えばあるお客さんが
1泊目はA旅館に宿泊し、2泊目はB旅館に宿泊する場合は、A旅館は
B旅館にそのお客さんに出した料理の情報を提供するみたいです。

そうすることによって、B旅館はA旅館が出した料理のメニューと
かぶらないように料理を提供することができるということです。

お客さんにとってはありがたいと思います。同じようなメニューが
出てきたらガッカリですもんね。

こういう連携は、地域の活性化につながります。地域の活性化に
つながれば“場”としての魅力が高まります。

これが自分のところの旅館だけよければいいと思っていたら“場”の
魅力を高めることはできません。

自分のところだけでお客さんを確保しようではなくて地域として
お客さんをおもてなししようという共通の方針が浸透しているから
こういう取組がうまくいくんでしょうね。

つまり誰にメリットがあるかというと、美味しい料理や気の利いた
おもてなしを受けられる観光客にメリットがあり、

期待していたサービス<<<実際に受けたサービス
と感じるお客さんはリピーターになるので、由布院の旅館にとっても
メリットがあるということですね。

とうことで
「レベルアップにつなげるには個別に考えるのではなくて全体での
レベルアップの視点を持つことが重要」ということです。

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