AEDって聞いたことがありますか?
AED(Automated External Defibrillator)は
日本語訳では自動体外式除細動器といいます。
心臓が細かく震えて血液を全身に流せない状態の場合、
つまり心室細動という不整脈を起こした人に
強い電流を流して一瞬流して心臓にショックを与えることで
心臓の状態を正常に戻す機能を持つ機械です。
AEDの設置場所については
病院、診療所、福祉施設、保健所などの他に
図書館などの公共施設、学校、保育園、駅、企業など
さまざまな場所に設置されています。
たぶん目にしたことがあるんじゃないかなと思います。
ちなみに使い方については動画がありましたので
こちらで確認してみて下さい。
AEDの使い方は、そんなに難しいわけではないし
音声ガイダンスがあるが流れるわけですが
いざ、AEDを使わないといけない場面に遭遇した時に
いきなり使うことが難しいと感じたりするかもしれませんよね。
セコムはこれまでAEDのレンタルと管理のビジネスを
展開してきたようですが、最近では使い方を伝える出張講習も
セットでサービスを提供して、新たな需要を掘り起こそうとしてるようです。
コンセプトはAEDそのものを広げていくことと
それを使える人を増やしていこうというものです。
これはビジネス思考で企業も利益を確保しながら
社会にも貢献している例の1つですね。
やっぱりAEDのようなものは使える人がいて初めて役に立って
それで命が救われる人がいるわけです。
だから使える人も増やすということは重要で、
それで企業にメリットがあればとても効果的に
広がるのかなと思います。
AEDに限らず、サービスを展開する時に使い方などを
周知することは本当に重要で、そこがうまくいかないと
宝の持ち腐れになってしまいます。
例えば、行政のサービスで高齢者支援における
自治体独自のサービスって色々あるわけです。
もちろん、知っていれば利用したいと思う
高齢者は多くて、知っている高齢者はサービスを
利用しています。
ただ、そのサービスの利用の仕方を知らなかったり
そもそも、そういうサービスがあることを知らない
高齢者が少なくありません。
本当に役に立つものでも周知がうまくできていないために
利用できていない人がけっこういるということです。
「周知はホームページで行っています。」
という自治体もありますが
高齢者はホームページを見る人が少ないので、
もっと伝わりやすい方法で情報を提供しないと
いけないわけですね。
たまに思う事があるのですが
サービスとか商品とかは一生懸命考える。
ただ、それをどうやって知ってもらうかというところに
ついては十分に考えられていないなんてことは
少なくないのではないかなと思います。
AEDに話を戻しますが
まずAEDというものを知ってもらうことは重要だし
その使い方を知ってもらうことも重要。
なぜなら
商品だけあってもしかたがないからです。
利用されて初めて意味がある!
ということで
「提供するサービスは周知も合わせて考える事が重要」
ということです。