仕事や勉強をするときに目標設定することが あると思いますが、苦痛に感じてしまったり 目標設定をすることに意味があるのか!? なんて感じることはありませんか?
目標設定には、もちろん意味はありますが 苦痛に感じたり、意味がないと感じる場合は 目標設定の仕方に問題があるかもしれません。
間違いだらけの目標設定はモチベーションが続かない
目標設定は重要だけど、その設定方法が適切で なければ、ただの苦痛でしかなくなります。
では、どんな目標設定が適切でないのか。
例えば売上を目標とする場合。 平均で年間1000万円くらいの売上をつくる 営業マンが、5000万円を目標にしたら?
いきなり5倍の目標を達成できるか? これは、なかなか厳しいです。
いきなり5倍というのは少し極端な 例かもしれませんが
こういう設定は実現性がありませんので だいたいの場合は達成できず、ただただ モチベーションを下げる結果になります。
また、この目標が適切でない決定的な 理由があります。 このポイントを修正することで成果に つながる可能性が高まります。
他人は変えられないけど自分は変えられる
売上1億円という目標は、いくら自分が 頑張っても達成できる保証はありません。
なぜなら売上というのは買ってくれる人が いて初めて達成できることだからです。
つまり、他人の意向次第で目標が達成 できるかどうかが変わってしまうのです。
そして、残念なことに他人を変えることは できないのです。できる場合もあるのですが 非常に難易度が高いわけです。
変えられるのは他人ではなく、自分です。 ここがポイントで、この視点で目標を設定 することで成果が近づいてくるのです。
自分が行動すれば達成できる目標を設定する
では、ここから成果につなげるための 目標のあり方について紹介します。
少し整理しますと まず例にあげたような「売上○○円」と いうのは成果です。
あるべき姿というか、目指すべきところ という位置付けです。
これを意識することは、とても重要なの ですが、この成果自体を目標とすることが まずい。
なぜなら他人の考えによって左右される ものだからです。
目標はあくまで自分が動けば達成できる ものを設定すべきです。
その理由は、モチベーションを維持する ことと、より具体性を持つことができる ようになるからです。
売上○○円という目指すべきところが あるのならば
目標としては、例えば次のようなもの があります。 ・1日、○件以上の会社に営業に回る ・商品に関する勉強を1日○時間する ・プレゼンの練習を1週間に○回する
これは自分さえ行動すれば必ず達成する ことができる目標です。
目標を達成できればモチベーションを 維持することができます。
そして、売上○○円という目指すべき 成果につなげるためには、もうひとつ 工夫が必要になります。
成果につなげるために意識すること
例えば平均売上1000万円の営業マンが 売上2000万円という成果を目指すなら どういう考え方で目標を設定すべきか。
まずは今の売上1000万円の分析をする 必要があります。
今は1000万円の売上をつくるのに 10件の契約が必要で、1件の契約をする ためには平均20件くらいが必要となると
200件の会社に営業する必要があるという ことになります
売上2000万円を成果とするなら 会社に400件営業するという目標設定に なります。
もしくは、20件の会社を回って1件の 契約になるなら、その精度を上げるための 目標設定もありです。 プレゼンの練習を週に3回以上するなど。
後は単価を上げるという方法もあるかも しれません。 それなら扱える商品を増やすために 商品の勉強を1日○時間するとかという ことも考えられます。
今回の例のように売上を成果とするなら ・契約数を増やすために何をするか ・契約までの精度を上げるために何をするか ・単価を上げるために何をするか
これはどういうことかというと目指すべき 成果を分解して、アクションプランに落とし 込んでいるということです。
こうすることで具体性があがりますし 必ず目標は達成できます。
目標達成しても必ずしも目指すべき成果を 達成できるとは限りません。
決して落ち込むことはありません。 その時は、アクションプランとして 落し込んだ目標を調整していけばいいのです。
こういうことを意識して自分が行動すれば達成 できる目標を設定すれば成果は近づいてきて くれます。
ということで 目標は、成果を意識して、自分が行動すれば 達成できることを具体的に設定することが重要 ということです。